個別指導の弱点と限界
個別指導は「短期間で学力をつける最も優れたツール」ですが「オールマイティ」ではなく、大手塾が言うような「万能薬」では決してありません。
個別指導(家庭教師を含む)にも大きな弱点があります。
それはズバリ「生徒がのんびり、マイペースで勉強する」ことです。試験というタイムリミットがあるのに生徒のペースで勉強させるとほぼ100%の確率でやるべきことを終えることが出来ません。つまり、
「生徒(のペース)に合わせた指導」=「即成績アップにはつながらない」
ということが言えます。特に家庭教師の場合、指導する先生がペースメイクせずに、生徒が「わからない」という箇所を場当たり的に指導すると悪い意味で生徒に楽をさせてしまい、
- 「学校で授業を聞かなくても家庭教師の先生に聞けば良い」
- 「先週教えてもらった内容を放置してそのまま忘れても家庭教師の先生はまた同じところを教えてくれる」
といった悪循環を生む結果となります。
家庭教師ではたまたま優秀で情熱を傾けてくれる先生にあたらない限りこの問題を解消するのが難しく、一方の個別指導塾では特定の生徒、所謂「手のかかる生徒」にしか案外目が届かないもので「標準的な成績をとる中間層」にはよほど熱心な教室長でなければあえて厳しくやらないでしょう。
そこで解決策があります。それは生徒たちに「競争」させることです。ではどんな環境であれば生徒たちを競争させることが出来るか・・・。簡単です。それは「集団指導」でのみ可能です。例えば、
- 宿題をやってきた生徒とやってこなかった生徒をはっきりさせる
- 宿題の解答や演習問題の解答を生徒に発表させる
- チェックテストの点数を毎回発表する
友達の解答を聞いて「焦る」「(問題を解けず)恥ずかしいと思う」「(点数が低くて)悔しい気持ちになる」等、学年や年齢に応じた競争意識を持たせることがやはり学力向上には欠かせません(一部の生徒を除く)。
※個別指導塾Alphaでは個別を受講すれば集団クラスは無料です。
【本日の居残り】
宿題忘れによる居残り 0名
チェックテスト不合格による居残り 3名