文理学科合格に英検2級は必要かどうか!?

令和4年、大阪府公立入試英語C問題がこれまでと大きく変わりました。問題数は横ばいながらも量が全体的に減ったのとトータルで見て難易度は下がった印象です。

 

さて、そこで毎年のように質問が出る「英検2級は必要ですか?」という質問にお答えします。英検利用が8割に迫る北野高校などでは事情が異なりますが、

 

 ①高津高校…英検利用者の割合が全体の2割程度であること、令和4年の難易度なら72点にかなり近い点数が狙えること

 ②八尾高校、清水谷高校…あるに越したことはないが特に必要ない

 

と最近はお答えしています。実際今年(令和4年)英検2級を持ち文理学科に合格した生徒に聞いたところ「勉強(公立対策)をしていたら(72点よりも)もっと取れたと思う。」という反応が返ってきました。確かにその子の実力からいけば対策をやっていればその上を狙えたようにも思えます。

 

一方今年(令和4年)八尾高校に英検利用(2級)で受かった生徒の点数と英検を持たずに八尾高校に受かった生徒の点数の差は概ね10点に満たないものでした。この10点以内の差をどう見るか、、それは英検の勉強をする時期がいつ頃かというのが最大の焦点です。

 

ではまとめてみます。

 

 ・3年の6月までに2級が取れる見込みがあれば目指すのは問題なし(但し定期テストの点数が下がらないことが条件です)

 ・3年の7月以降に入試勉強と英検の対策を両立できるかどうかは勉強に対する「処理能力」や「マネジメント能力」があるかどうかで判断

 

「処理能力」は勉強の難易度が上がっていっても消化不良を起こさないかどうかという意味でとらえてもらって大丈夫です。「マネジメント能力」はマルチタスクをこなす能力で、放ったらかしの教科が発生しないことを意味します。

 

別の観点から考えればこうも言えると思います。

 

 ・令和4年度の英語C問題なら「英検合格は文理学科合格に絶対(必要)というわけではない」※北野、茨木、天王寺を除く

 ・八尾、清水谷であれば「あるに越したことはない」が「必要なし」

 

ということです。もちろん余裕をもって中2の間に取れたりするのであれば歓迎すべきことです。しかし「定期テストの点数が心配」というレベルなら二足の草鞋は逆効果ということも考えられます。その子、その子の個性や能力もあるので一概には言えないところですが、C問題の難易度が下がったことで大きく状況は変わったということは言えるのではないでしょうか。

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